モノづくりを“仕事”にするとはどういうことか
社会に出て数年。建築や設計の世界に身を置きながら、「あれ、自分は本当に“作っている”のだろうか」と感じる瞬間はないだろうか。 図面を引く。プレゼンをする。プロジェクトを回す。どれも立派な仕事だ。けれど、ふとした拍子に、心...
社会に出て数年。建築や設計の世界に身を置きながら、「あれ、自分は本当に“作っている”のだろうか」と感じる瞬間はないだろうか。 図面を引く。プレゼンをする。プロジェクトを回す。どれも立派な仕事だ。けれど、ふとした拍子に、心...
毎年のように、海外から「入塾したい」という声をいただきます。 けれど、ほとんどの方はお断りしています。 理由はいくつかあります。 まず、言葉の壁。専門用語が飛び交う現場は、日本人でも理解に苦労します。海外の方が理解できる...
10月の暑さがようやく落ち着いたと思ったら、飛騨にはもう冬の足音が近づいてきました。朝晩の空気はひんやりとして、たくみ塾のまわりの山々も少しずつ色づき始めています。郡上から清見へ抜けるせせらぎ街道では、今まさに紅葉が見ご...
9月も終わりだというのに、今年は10月まで暑い日が続くようですね。山の木々も、夏の暑さでストレスを受けているのでしょうね。今年は、紅葉を待たずに落葉する青葉が目立ちます。 さて、たくみ塾では10月の入塾説明会の日程が決ま...
木工を学びたい学生、転職を考えている方必聴! 岐阜県内の4つの木工系教育機関が集まり、各校の異なる校風や技術習得のアプローチについて、実際の事例を交えながら紹介します。どの学び舎が自分に最適かを見極める機会としてもおすす...
こんにちは。塾長です。 飛騨も青葉が目に眩しい季節になりました。森を歩くだけで、目も心も洗われるようです。 この前の全日講座では、塾生たちと一緒にオークヴィレッジ裏山、通称「シルヴァンの森」へ足を運びました。目的は「葉っ...
5月の晴れた日曜日、毎年恒例の「クラフトフェアまつもと」に足を運んだ。今年も多くの来場者でにぎわい、全国から集まったクラフト作家たちが、美しい芝生の上に作品を並べていた。 毎年のことだが、塾生たちにも見学に行くように仕向...
こんにちは。 5月も中旬を過ぎたのに、朝晩はまだひんやりしていますね。 ここ飛騨清見でも、夜になると長袖が手放せません。 塾生のみなさん、体調にはどうぞお気をつけて。 さて今日は、昨晩の技術講座の様子をご紹介したいと思い...
自然界では、「失敗」は「死」を意味します。 一度のミスが命取りになる世界だからこそ、生き物たちは本能に従い、慎重に行動しています。 しかし、人間には「学ぶ」という能力があります。 失敗しても、そこから学び、次に活かすこと...
たくみ塾の教育テーマの一つは「環境教育」です。 ただし、ここでいう「環境」とは、自然環境だけではありません。たくみ塾では、「自分と地域のつながり」、「自分と森林のつながり」を大切にしています。 そして、たくみ塾での木工修...
こんにちは。森林たくみ塾の塾長です。 飛騨の森にも、少しずつ春の気配が訪れはじめました。森を歩けば、薄緑色に木々が芽吹き始め、静かに季節の移ろいを教えてくれます。 さて今日は、林学を学ぶあなたにこそ届けたいお話です。 先...
こんにちは。塾長です。 講座で、年輪の成り立ちや製材方法による木目の見え方、枝の成長の仕方について話していたときのこと。 私が森で拾ってきた「枝の付け根」の木片を見せたんです。森を歩いていると見つけることがあるんです。木...
一ヶ月経過。 初めての道具、初めての作業。 木の匂いに包まれながら、手を動かす毎日。 何をしているか、最初はわからなかっただろう。 でも、今は少しずつ、身体が覚えはじめている。 作業は、すぐには終わらない。一つの工程に、...
こんにちは。森林たくみ塾の塾長です。 木工修業の現場では、毎日たくさんのことを経験します。初めて使う道具、初めて触れる木の感触、初めて聞く言葉。でも、それらの「初めて」は、あっという間に過ぎていってしまいます。 初日から...
当塾の木工修業は、ただ木工技術を学ぶだけではありません。それは、自分自身を職人として育てていくプロセスでもあります。そのためには、凡人習慣から職人習慣へと変わっていく必要があります。そして、その変化は一朝一夕で訪れるもの...