制作実習 ~仕事を身に付ける。

柾目を使う理由。

工房では、木製ペンケースの組み立てに入っています。

このペンケースのフタと底板には、

訳あって柾目の板を用いています。

柾目とは、年輪がまっすぐ通っているものです。

同じ柾目でも、表情が違うのがわかりますか?

年輪とは別に、ヨコやナナメに走っている模様がありますよね。

ミズナラには特徴的に現れる表情で、虎斑といいます。

下の写真は、柾目の材料を木口から見ています。

同じ柾目でも木口を見ると、年輪の傾きがまちまちですよね。

虎斑は年輪に直交した細胞組織なので、

下の写真で年輪がタテになっているものほど、

キレイな虎斑が現れます。

年輪がナナメになるほど、虎斑は小さくなっていきます。

IMG_3743

同じ樹種の木でも柾目と板目では、見た目の表情だけではなく、

その性質が大きく異なります。

ですから、製品を制作する時には、

その性質を頭に入れて加工する必要がありますし、

そもそも設計や加工方法から変わってくることでしょう。

改めて制作図面を見なおしてみましたが、

図面には柾目の指定は特にありません。

なぜ柾目を使わなければいけないのか、

つくり手がそれを理解していなかったら、

長く使えるものを作ることはできないのです。

現場で学ぶのがたくみ塾ですが、

塾生の皆さん、

そこまで理解しながら実習に取り組んでいますか?

URL
TBURL

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Facebookコメント欄

Return Top