忘れるのが脳の働きだ
制作実習の1日を終え、「あー、今日も疲れたー」とばかりに、家に帰ってYouTube見てビール飲んでたら、その日やったことなんて簡単に忘れてしまう。脳みそは、重要でないと判断したことは、どんどん忘れていくからだ。それではうちの仕組みの中では、タダ働きに陥ってしまう。
その日やったことは、全て「まとめのノート」に書き出し、翌朝には私に提出するようにしている。面倒だから三日坊主になりがちなので、初めのうちは意識的に行い、書くことを習慣化づけるために最低でも1ヶ月は提出してもらう。記憶に定着させるには文章よりも、下手でも良いからスケッチで記録することだ。
早ければ、1ヶ月でキャンパスノート1冊書き潰すくらいのペースになるだろう。それは、自分だけの「木工の基本」のテキストだ。1週間、1ヶ月の節目節目で読み返せば、記憶の定着は高まるだろう。
他人の経験も自分のものに
チームで制作に当たっていると、必ずしも全ての工程に携わる訳ではない。しかしスタッフは、こう考えている。携わらなかった工程も、チーム内で共有しているはずだ、と。
自分が学んだことは、他の人にも共有していかなければ学べない。つまり、一人では何も学べない。
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小木曽 賢一
代表取締役 : 株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長/
株式会社たくみ塾 代表取締役/
オークヴィレッジ株式会社 制作部係長
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