

4月1日に、4名の新入生を迎え入れ、入塾式を行った。
中級生たちよ、進級おめでとう。そして新入生の皆さん、ご入塾おめでとう。たくみ塾の木工修業を始めるために、大切なことを3つに絞ってお伝えしておこう。
最近のブログでも言っているが、たくみ塾には「ないこと」「やってないこと」がたくさんある。その一つが「校則がない」こと。だからといって、好きに何でもやれるわけではない。常日頃から、職人としてふさわしい行動・言動はどんなことなのかを、自分で考えていくことが問われる。それは、外部のルールに縛られて行動するのではなく、自らを律して行動できる職人になることだ。
次に、素直になることだ。木工を志す者は皆、頑固だ。それはそれは、自分が思っている以上に頑固だ。その頑固さは一本筋が通った職人となった時には生きてくるが、修業中の学ぶ身としては、頑固さは邪魔なものでしかない。スタッフに指示されたことは、素直にやること。「もっとこうしたらいいのに」とか、「自分だったらこうするのに」とか、「そもそもなんでこんなことやらなければならないのか」とか、自分の考えを挟まないこと。それはとっても難しいことだから、毎日自分に言い聞かせることだ。
最後に大切なのは、まずやってみること。「うまくいかなかったらどうしよう」なんて考えずに、まずやってみること。その結果がうまくなかったら、「次にうまくやるためにはどうしたらいいだろうか?」と考えて、またやってみること。
全くの素人の皆さんが、2年後に逞しき職人として旅立つ姿を見るのを、心待ちにしてます。
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