3月19日に、卒塾式を行いました。34期生4名を送り出し、卒塾生は271人となりました。
卒塾生たちに、3つのことを大切にするように伝えました。
一つ目は、仲間を大切にすること。入塾時には9名いた同期も、卒塾までたどり着いたのは4名。それぞれの理由で辞めていったが、苦楽を共にした大切な仲間。一生の友として付き合いを続けてほしい。
二つ目は、五感を大切にすること。入塾時には、スタッフの研磨と自分の研磨の程度の差も、指先で読み取れなかったろう。そして、見るから観るへ、聞くから聴くへと、鈍かった五感も研ぎ澄まされてきたことだろう。情報や知識ではなく、自分の五感で対象を認識すること。それが職人には大切なことだから。
三つ目は、たくみ塾の木工修業の姿勢を大切にすること。それまでの学び方とは対極にある場に身を置いて、たくみ流の学ぶ姿勢を身につけたはず。頭で覚えたことは忘れてしまうが、体に染みついたものは一生モノ。そして、生涯を修業と思って成長をつづけてほしい。
それぞれに見つけてきた就職先。そしてそれぞれの就職先が、たくみ塾OBに繋がる。271名の卒塾生たちの活躍あっての、たくみ塾だ。
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