中級生たちのスツールの制作の課題が、ようやく作品発表となりました。
発表ついでに、スタッフが自主制作したウィンザーチェアもお披露目。
曲げ木に旋盤の技術に、面取りの処理などのディテールまで、こだわりが感じられます。
完成品を遠目に見れば上手に出来ているようでも、近くで見ればアラが隠しきれません。更に、組んで見えなくなってしまった仕口のアラも。
課題を進めるにあたって、スタッフたちからたくさんアドバイスを貰ったことでしょう。でも、せっかくのアドバイスを無視して、自分の意見を押し通した点も多くあるでしょう。その時は分からなかったけど、実際に作って失敗してから、スタッフが言っていた意味がわかるもの。
モノづくりには、作り手の思考が如実に現れます。上手くいったことよりは、上手くいかなかったことに目を向けること。そして、そこに潜む自分の悪い思考パターンに気づくこと。
それを一つ一つ潰していかなければ、一人前の作り手とはなれません。
卒塾まで、あと半年。精いっぱいの成長を見せておくれ。
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