木を使いこなす技

産みの苦しみ、作る愉しみ

産みの苦しみ、作る愉しみ

中級生たちのスツールの制作の課題が、ようやく作品発表となりました。

発表ついでに、スタッフが自主制作したウィンザーチェアもお披露目。

曲げ木に旋盤の技術に、面取りの処理などのディテールまで、こだわりが感じられます。

完成品を遠目に見れば上手に出来ているようでも、近くで見ればアラが隠しきれません。更に、組んで見えなくなってしまった仕口のアラも。

課題を進めるにあたって、スタッフたちからたくさんアドバイスを貰ったことでしょう。でも、せっかくのアドバイスを無視して、自分の意見を押し通した点も多くあるでしょう。その時は分からなかったけど、実際に作って失敗してから、スタッフが言っていた意味がわかるもの。

モノづくりには、作り手の思考が如実に現れます。上手くいったことよりは、上手くいかなかったことに目を向けること。そして、そこに潜む自分の悪い思考パターンに気づくこと。

それを一つ一つ潰していかなければ、一人前の作り手とはなれません。

卒塾まで、あと半年。精いっぱいの成長を見せておくれ。

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小木曽 賢一

代表取締役株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長/ 株式会社たくみ塾 代表取締役/ オークヴィレッジ株式会社 制作部係長

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