コラム

つくるとわかる。

つくるとわかる。

今日は中級の課題制作「小抽斗」の完成発表。
課題として取り組むのは、以下の3点。

  • 中に納めるものの収まりを検討すること。
  • 箱物の構造と仕口を検討すること。
  • 抽斗の構造と加工方法を検討すること。

ですが、面越し加工、組格子、三方留め…
皆さん、
やりたいことをあれもこれも詰め込みすぎて、
期限内にできるの? と、心配しておりました。

今朝の明け方まで掛かった人もいるようですが、
無事に完成に至りました。

制作実習では、
実際の製品の制作を手掛けていますから、
品質・納期・原価の制約の中での
モノづくりを行なっています。

一方で課題制作では、
自ら企画設計したものを
とりあえずカタチにしてみることから始まります。

当然そこには、
数々の失敗や検討不足な面がたくさんあります。

イメージしていたカタチとは
かなり隔たりのあるカタチが出来上がっていて、
展示するのも恥ずかしいくらいです。

これを幾度となく繰り返すことで、
頭の中にイメージしたカタチを
自らの手で実在のカタチに
作り上げていくことができるようになるのです。

頭と手の回路をつなぎ合わせていく訓練ですね。

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小木曽 賢一

代表取締役株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長/ 株式会社たくみ塾 代表取締役/ オークヴィレッジ株式会社 制作部係長
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