プログラム ~森と暮らしを繋ぐ。

飛越源流の森づくり

飛越源流の森づくり

10/27(日)は、今年で18年目となる「飛越源流の森づくり」の運営に携わって来ました。

クリ・ミズナラのドングリが豊作。林道いっぱいに落ちていました。
今年は紅葉が1〜2週間遅いのですが、秋の色、見つけましたよ。

午前中は、神通川の源流の一滴が湧き出る谷を観察しながら、笹刈りの作業です。笹を刈って林床を明るくすることで、実生の成長を促します。

参加者も慣れたもので、足場の悪い急斜面もなんのその。
剪定バサミや鎌を手に、あっという間に、笹を刈ってしまうのです。

お昼は、富山の海の幸と飛騨の山の幸であったまりました。

海の幸・山の幸が盛りだくさんの山海汁と焼き魚を頂きました。

午後からのワークショップでは、苔玉盆栽づくりを担当しました。自分たちで森で手に入れた苗と苔を使って、作ってもらいました。飛騨の森を、ぜひ家で育ててください。

森林が抱える課題は、何も上流域の中山間地だけの課題ではありません。下流域の富山県に広がる富山平野は、幾度も水害に遭ってる地域ですから、上流域の森が荒れると、自分たちの暮らしに被害があることを肌で感じています。そして、豊かな上流域の森林が、富山湾の豊かな海産物を育むのです。

今回の活動地を源流に、山に降った雨は、小鳥川~宮川~神通川を経て、富山湾に注ぎ込みます。神通川水系の上下流域の住民が一体となって森づくりに取り組もうというのが、この「飛越源流の森づくり」の意義です。

「飛越源流の森づくり」は2007年から始まりましたから、今年で18年目となります。その前身となるのが、2001年から始まった「清見源流の森づくり」。長く続けることに意義があると思っています。

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小木曽 賢一

代表取締役株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長/ 株式会社たくみ塾 代表取締役/ オークヴィレッジ株式会社 制作部係長
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