さて、今日の講座は「木取り」を進める。
木工スクールによっては、木工機械は危ないからと生徒に使わせないところもあと聞く。
一方で、たくみ塾の制作実習では初日から木工機械を使いこなしている。
しかしながら、自ら刃物・定規をセットして、安全を確保しながら精度ある加工するとなると、まだまだおぼつかない点も多い。
一つ一つ順を追い、まずはやらせてみながら安全の確認をするとしよう。
クロスカットで、長さをラフに切る。
やってはいけない危険行為を分かっているか?
まずは、表裏の欠点をチェック。
木目を読み、歩留まりを考えつつ、長さを切る。
リップで、巾をラフに割る。
安全対策に抜かりはないか?
欠点を切り落としながら、必要な幅に割る。
手押しで、ムラ取りする。
刃の切れ味は、確認したか?
安全カバーは安全に作動するか?
平面の確認方法は身に付いているか?
後ろ定盤の調整が正しくできるか?
自動で、分決めする。
順目に削れてるか?
材料の持ち方は良いか?
手押しで、矩出しする。
材料に添える手の位置は、安全を確保しているか?
矩の確認方法は身に付いているか?
直角1/1000の精度が出ているか?
ギャングで、幅決めする。
±0.05ミリの精度が出ているか?
ここまでの工程で、必用な寸法の部材を加工することができた。
さて、ここからは選択した仕口によって工程が異なってくる。
まずは安全第一に。頭をクリアーにして向かおう。
スタッフのセットした機械は、安全確保のため、精度ある加工のための様々な工夫を凝らしているはずだ。
技は教えてもらうのではなく盗むもの。
これからは、じっくり観察してモノにするクセをつけよう。
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