
斎藤くんがブータン出発前に森林たくみ塾で準備していったのが、彼のアイディアによる「フレーム・スツール」です。
最初につくる作品として、あまり難しくならいようできるだけシンプルな構造に。さらにその工程の中で道具の使い方や木工の基本を覚えられるようにする。実際には、木取から加工まで全て手作業でおこなうわけですから、一人ひとりに作業の内容を正確に理解してもらえるよう説明できなければなりません。
いくつもの課題をかかえながら、構造を検討して図面におこし、さらに制作手順を事細かに洗い出す。言葉だけでは足りないだろうと一所懸命イラストを描く。そんなこんなでようやくテキストにまとめ上げました。さらに道具の会のメンバーがそのテキストを英訳し、ブータンへと出かけて行ったのです。
そのフレーム・スツールが「できました!」との報告が入ったのが5月26日。 クラス開始後1ヶ月のことです。
■■こんにちは■■
5.26 斎藤 稜
ワークショップはお土産物を制作するグループと、スツールを制作するグループに分けて進めています。スツールはひとまず練習として四脚みんなで作りました。部材が太いものと細いものの二種類あります。強度的には太いものの方がいいと思っています。まだよい塗料が見つかっていないので塗装もしていませんが、現状をご報告いたします。
昨日ツェワンさんとお会いして壁掛け式のキーハンガーが需要があるのではないかということで、皆で制作していきたいと思います。
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小木曽 賢一
代表取締役 : 株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長
株式会社たくみ塾 代表取締役
オークヴィレッジ株式会社
制作部 生産管理係長
緑の国推進委員長
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