森林たくみ塾は、木工職人を養成するばかりではありません。“森と暮らしをつなげるモノづくり”をコンセプトに、森づくりも取り組んでいる。そして学校団体向けに“森を元気に!”という森づくりプログラムも実施している。
現代生活においては日常の暮らしの中で森とのつながりを意識することは稀だろう。しかし私たちは何らかの形で森とつながって生きている。そんなつながりを、森を手入れするということをきっかけに体感してもらうプログラムだ。
まずは、針葉樹の森で、間伐デモンストレーションを行なった。
大人の胴回りはあろうかという太さの杉を、子どもたちの目の前で切り倒す。森に響き渡るチェインソーの音。周りの木の枝を折りながら倒れていく樹木。地面に倒れ込む樹木から伝わる振動。子どもたちだけでなく、先生たちにも人気のデモンストレーションだ。
次は、自分たちのフィールドで森の手入れをする番だ。
流石にチェインソーや草刈機は使えないから、手鋸で木を切り、剪定バサミで下草を刈っていく。最初は遠慮気味な学生たちも、“破壊行為”に面白さを見い出すのかすぐに熱中し始める。学校では見せないとってもいい表情を生徒たちが見せてくれると、どの学校でも先生たちには評判だ。
今回の学校さんは、森づくり+モノづくりのプログラムを実施。森づくりで切った木や下草を使って、小枝のフレームをつくります。今日の思い出でを小枝のフレームに貼り付けて、家で使ってくださいね。
今回は100名の団体さん。来週は360名の団体さんですから大変ですが、子どもたちに森とのつながりを体感してもらうため。ぜひ楽しいプログラムにしたいと思います。
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