制作実習や、講座の様子がなかなかアップできていません。
久しぶりに、講座の記事をアップします。
この春入塾した初級生たちは課題で制作した”組み木のパズル”の完成発表会を行なっていました。
これまでの時間で、
カンナを使って荒材から3cm角の材料を仕立て、パズル嵌合部の墨付けをして、ノコギリ、ノミを使って嵌合部の加工をしてきました。
まずは、手工具が正確に仕込みができていること。
そして、刃の研ぎがきれいにできていること。
最後に、手の延長として手工具を使いこなすこと。
が問われます。
これで、手工具をマスターしたわけではありません。
これからの日々の練習の中で、手工具を使いこなせる職人になって下さい。
日本の手工具というのは、新品を購入してもすぐに使いはじめることができません。
仕込みという工程を行なうことで初めて使えるようになります。
ところが、この”仕込み”という工程をマスターすることが厄介なために、手工具を使う敷居が高いのです。
実は、森林たくみ塾の制作実習で手工具を使いこなす場面は多くありません。
しかし、”手の延長として手工具を使いこなすこと”。そして、”機械でできることも、手工具で出来るようにしておくこと”はとても大切なことなので、講座でしっかりと指導していきます。
個人工房への就職を考えて面接に向かうと、”カンナを持ってきて下さい”と言われることがあります。
使ってみなくても、カンナを手にとって見れば、その人の腕が見えてしまいます。
見透かされてしまわないよう、日々練習を積み重ねましょう。
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