コラム

やりっぱなしにしないで、まとめることの効能。


初級生に最初の1ヶ月間課しているのが、”まとめのノート”を記入して、提出すること。

目的は、3つあります。

ひとつは、やったことを忘れないために。人は忘れることで生きている動物です。有名な、エビングハウスの忘却曲線によれば、1日後には74%を忘れていきます。後で読みなおすことで、記憶に残します。

もう一つは、イメージで理解するチカラを付けるために。

制作実習では、スタッフは実物を示しながら口頭で説明をしていきます。スタッフの説明を理解するためには、言葉をイメージ化して理解する必要があります。文字だけで記録するのではなく、下手でもいいので簡単な図解で記録することで、理解力が高まります。

最後に、自ら学ぶために。

スタッフに説明を受けたことだけを記録していては手薄です。興味・疑問を持ったことは、聞いたり調べたりしてどんどん書き込みます。他人がやっている作業も自分のものとして、どんどん記録します。

自ら学ぶ姿勢を身につけたら、どんどん記録していきます。

A4ノートで、大体1ヶ月に1冊ぐらいのペースでまとめのノートができあがっていきます。

まとめのノートを記録することを習慣づけていけば、2年間で相当の記録が蓄積されることになりますね。

まとめたノートは、自分のテキストとして大切な財産になるのです。

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小木曽 賢一

代表取締役株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長/ 株式会社たくみ塾 代表取締役/ オークヴィレッジ株式会社 制作部係長
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