10/5(土)~6(日)は、高山市主催の「こだま~れin宇津江四十八滝」に塾生2人と参加してきました。
「森のなかのいきものを見つけて、木の実や木の枝で作ろう!」をテーマに掲げたものの、子どもたちはそんなテーマにとらわれず、時間にも縛られずにめいっぱいモノづくりを楽しんでいってくれました。
木工修業中のたくみ塾生たちが、モノづくりの楽しみをどこまで子どもたちにつたえることができるだろうか?
いや、モノづくりの楽しみを教えてもらったのは、塾生たちのほうかもしれない。
自分たちのワークショップではたくさんの親子連れが来てくださって皆楽しそうに作っている姿を見て、こっちまで嬉しくなった。お金をかけなくても私たちの周りには子どもの遊び道具が無限にあると思った。子どもは大人が考えつかないような遊びをするし、教えなくても自分で楽しいことを見つけられるのである。子どものほうが道具の使い方を知っていたり、木の種類を知っていたりして驚いたし、私も負けていられないと思った。もっともっと森を散策して、触って、見て、においを嗅いで、森の音を聞いて、森を知らなければいけないなあと思った。2日間を通して学ぶこと、考えることがたくさんあった。これを次の森づくり講座や来年の森の市で活かしていきたい。
違うワークショップの人たちとも少しお話ができて (中略) 「ダムに流れてくる大量の流木活用を考えなくてはいけないこと」など、話して初めて知ることがたくさんあった。流木は、ダムの人も困るし、海に流れれば漁師さんたちが困る嫌われものである。一見私たちとは遠い話なのかと思うが、この元をたどれば森のあり方が重要なのである。全てはつながっていて、森というのは私たちの生活に大きな影響を与え、森づくりりは私たち人間がやらねばいけない使命だと思う。森づくりと人々の暮らしは切っても切り離せない関係なのだと思い知った。
こだま~れでは流木アートといって、色々な生き物やオブジェなどを作っていた。流木は嫌われて処理に困っているが、こうやって人々が自分の手で触って作って世界に1つだけのものができて大切にされる。これこそが一番いい活用法ではないかと思った。
モノづくりを通して作る楽しみを知り、その素材について知り、その背景を知ることはとても大切なことで、私たち作り手はこうやって作るだけでなく、モノづくりの背景も一緒に伝えていけるようにならないといけない。「森を守ること=海や地球を守り、人々の生活を豊かにする。」森はすべての根源なのである。
木の実や木について「何の実なのか?」「どこで拾えるのか?」「いつ頃拾えるのか?」といった知識が絶対に必要。知ることで、もっと子どもの興味をひくことができるし、親とはもっと森林について踏み込んだ話ができる。
材料の量をしっかり確認。何がどれだけあって、どれだけ必要かをしっかりと把握して、準備を整える。
材料の巾は広ければ広いほど、子どもたちの想像力はふくらむ!
入客に対しては適度なサイズ感だった。程よくコンパクトにしたので、満員感が出て、盛り上がってるブースに見えていたはず。ただより混んだ時に、予備の椅子は確保しておいてもよい。
たくみ塾のノボリがほしい。看板を手作りしても良かった。
テーブルの上に布をひくほうがキレイ。後は緑色のマットのようなものを枝の下とかにひいておくとより森の雰囲気がでる。
お客様が来られる正面に、もっと見えやすく作品見本を展示できるともっと人が集まるはず。より分かりやすく、何ができるブースかを伝えれる環境づくりが大事。
「木工作品」や「ワークショップ」など塾生が自ら企画して出店するのを来年の目標に掲げている。
その布石としての今回のワークショップへの塾生参加。
次回へつなげるものを持ってくれたのは嬉しい限りだ。
小木曽 賢一
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