10/27(土)~28(日)に、初級生たちを引き連れて、森林実習に行って来ました。
収蔵庫には、昔の暮らしがそのままに残っています。
様々な道具が、木でできていることには目を見張ります。
そして木の特徴を生かした素材の利用方法も。
午前中は、森の様々な資源を活用する方法を探ります。
彦谷(飛越源流の森づくりの活動地)で、どんぐり拾い&落ち葉集め。
どんぐりは、アースアートの素材として、
落ち葉は、落ち葉のプールとして活用します。
お昼は森の中で、温かい豚汁。
昼食の後は、場所を移動してドングリの会で森作りを行なっている活動地へ。
下草刈りや除伐を行いました。
夜は、みんなで楽しく自炊です。
翌日は、モノづくり。
森の手入れで切ったものを、素材としてどう活用できるか?
限られた道具とアイデアで、黙々と作業を進めました。
プログラムの内容としては「森づくり~モノづくり」という、至ってシンプルなもの。
そこで何を考えるのか、何を得るのかは人それぞれ。
塾生たちは、この2日間で多くのことを学んだようだ。
昔の人の生活には、木があふれていた。
農耕具、雨具、生活雑貨など、道楽や趣味ではなく、日々の生活に役立つもの。
自分の今の生活の中で、何十年後も残せるものがあるのか?
製材された板だけがもくざいではない。森を身近に感じた。
民具は高級でもないだろうし、おしゃれでもないが、生活に必要で、
機能的である。勝手に美しさがついてくる。これこそ自分が作りたいもの。
昔の人は、素材としっかり向き合っている。
実習を通して感じたのは、森や木材に対しての知識の無さであった。
山と里という、今まで生活してきた環境の違いや地域差もあるが、
自分は木工に興味を持ってたくみ塾に入ってきたにもかかわらず、
全く知識がなく、もっと勉強して行かなければならないと思った。
森林たくみ塾
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