
日本の学校教育の特徴でもある
詰め込み教育は、
考えさせない教育だと言われる。
既知の問題に対して
いかに早く正確に
答えを導き出すかと言う点において
優れたパフォーマンス発揮する。
つまり、
問題Q1に対して解答A1が既にあり、
問題と解答は1:1で対応する。
だから、
暗記をすることで
対応できるのだ。
これまでの
高度経済成長を支えてきた
サラリーマンに求められてきた
スキルと言ってもいい。
しかし、
これからの時代は、
未知の問題に対して
いかに解決策を見つけ、
実行して成果を出すかが
求められる。
問題Q1に対して
想定される解決法は
A1、A2、A3、A4・・・
いくつも考えられるはずなのだ。
そして、
状況を判断する中で
ベストな選択肢を
選ばなければならないのだ。
そして、
期待される成果を
出さなければならないのだ。
Q1のときに
前回はA1だったから、
今回もA1でいいとは限らない。
暗記でなんか
木工なんかできないよ、
塾生にはそう言っている。
暗記力でなく、
判断力を身に付けるのに、
職人の世界を体験するのが
一番なのだ。
そして、
癖のある無垢の木を扱う
ということが一番なのだ。
時にこう思うことがある。
私たちは、
木工を教えているのではない。
木工を通して、
考え方の再教育をしているのだ、
と。
なんのために?
それは、
これからの持続可能な社会を
担う人材として
必要なスキルだからだ。
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小木曽 賢一
代表取締役 : 株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長
株式会社たくみ塾 代表取締役
オークヴィレッジ株式会社
制作部 生産管理係長
緑の国推進委員長
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