
初級講座では、引き続き木取り表の作成を学んでいる。
今日は、抽斗の部材の木取り寸法の決め方についての話をしている。
木工の制作図面には、部品図面がない。
外形寸法を記入した図面があるだけだ。
仕口の設計や抽斗のクリアランスなどの寸法は、かなりの部分がつくり手の裁量に任されている。
そして、つくり手が無垢材の特性(板の収縮・反り・繊維方向・板目柾目などなど)を理解した上で各部材の設計をしなければ、しっかりしたモノづくりはできない。
そして、手にした材料の条件に依っては、再検討する必要にも迫られる。
加工技術だけでは太刀打ち出来ないのが、無垢材でモノづくりをする世界。
それだけに難しくもあり、楽しくもある世界だ。
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