木工転職セミナーin高山
日時:2018年1月7日(日)~8日(月・祝)
会場:森林たくみ塾
大学ではデザインを学んできた。
でも、デザインを勉強しただけではなかなか就職もできなくて…
作ることも好きだし、素材の中でも木という素材の魅力も好きなので、「つくり手」の立場に立って仕事をしようと考えている。
子どもの頃から作ることが好きで、建築に進んだ。
工務店に就職しCAD製図や模型製作をしてきたが、自分の手で作り出すという実感が持てなくて、モヤモヤしていた。
モノづくりを仕事にしようと色々探した末に、木工職人という道を見つけた。
自然が好きで、大学では森林について学んできた。
日本の森林の抱える様々な課題を知るにつけ、「自分も何かをしなくては」「自分にできることはなんだろう」と考えるようになった。
木の小物が好きでオークヴィレッジの理念に共感する部分があったので、まずは職人になろうと木工の道を選んだ。
30半ばまで、ずーっとサラリーマンをやってきた。
でも、「このまま退職するまで今の仕事を続けていくのだろうか?」「本当に自分がやりたいことはなんだろう?」ということを、特に子どもを持つようになって考えるようになった。
子どもの頃に絵を書いたり工作をしたりすることが好きだったことを思い出し、モノづくりの世界で仕事をしようと思うようになった。
2010年からスタートし、515名の方が参加した木工転職セミナー。
その中から、当塾の木工修業に踏み出した人たちの声を集めてみた。
きっかけは人それぞれだが、みんなに共通するのはあなたと同じ木工未経験者ということだ。
木工の道に踏み出すに当たって、初めから明確な将来像が描けているわけでもない。
木工を生業とすることに、勝算があったわけでもない。
彼らにあったのは、自分の可能性に賭けてみようという意欲なのではないだろうか?
木工経験ゼロからスタートし、2年間の木工修業で「図面通りのものが作れるのは当り前」のプロのレベルまで到達する。
自ら身に付けた「職人の腕」を頼りに、卒塾生は就職活動に臨む。
職人としての道を極める者もいる一方で、更に上を目指して道なき道を切り拓こうと独立する者が多いのも当塾生の特徴だろう。
結果として、卒塾生252名のうち現在でも79%がモノづくりの世界で生業としており、94名(37%)が独立を果たしている。
「つくりたい」という思いを抱いて独立をするのではない。
「つくりたい」という欲求は、2年間の木工修業でとことん満たされてしまうからだ。
だから「つくる」ことの更なる上の欲求を満たしたいと思うようになるらしい。
そして「つくる プラスアルファ」の分野を切り拓き、モノづくりの世界をリードしているのだ。
木工転職セミナーでは、就職/独立それぞれに、たくみ塾OBの多様な活躍ぶりを紹介しながら、モノづくりの世界の広さと奥深さ、そして未来に向けたモノづくりの可能性をお伝えしている。
モノづくりの世界で、あなたの可能性に賭けてみませんか!
小木曽 賢一
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