
今日から新入塾生、24期4月生13人が加わりました。
これで総勢24人になります。
緊張の面持ちで入塾式の臨む彼らに、佃塾長からこんな話を頂きました。
二十年ほど前に愛知県犬山市にある京大霊長類研究所のセミナーに参加したことがある。
その頃は、天才チンパンジー「アイ」が話題になっていたとき。
アイはコンピューターの指し示す言葉を拾うことで会話をしていた。
そのアイの世話役だったのが当時助手の松沢教授(比較認知科学)。
松沢氏が施設を案内してくれ、アイの訓練室に入ったときのこと。
その訓練機を前にして、
「さあやってみて下さい。」
みんなキョトンとしていた。
「どうやるんですか?」
一人が口を開いた。
「アイは言葉は分からないんですよ。それでも言葉を理解したのです。」
松沢氏の言葉にみんなハッとさせられた。
実際はパネルにタッチすると文字が映し出される。
その積み重ねで言葉が出来るとご褒美が出る仕掛けだった。
自分から何か行動を起こさなければ、何も起きない、何も学べない。
学ぼうと行動を起こせば、次々と事態は展開していく。
なるほど、学ぶということはそういうことなんだ、と納得。
いつまでも忘れてはいけない心構えだと思います。
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