
森林たくみ塾って、木工技術を身に付ける(木工を教えてもらえる)木工塾だと思っていると大間違いです。木工塾と言うよりは、むしろ修業の場といったほうがイメージが近いでしょう。
つまり、
何かを教えてもらう、あるいはたくみ塾で学べばこの先なんとかなるという受け身ではなく、自らが掲げた目標に向かって、自ら課題を設定し、自ら乗り越えてゆく場。自分自身を砥ぎ澄ます場といってもいいでしょう。
それ故に、
目標に向かう強い意志と、体力/精神力が要求されるのが、森林たくみ塾の制作実習。木工の素人ながら、日々本番の毎日。失敗すれば怒られ、遅れれば残業も。品質・納期・原価の制約を日々クリアーしてゆくということは、塾生だけでなく、私たちスタッフも大変なことなのです。
時には、
目の前に立ちはだかる「壁」(本当は自分で設けた壁のはずなのだが)を乗り越えることができずに、残念ながら脱落してしまうものもいます。
それだけに、
たくみ塾の2年間の木工修業で身に付けたものは、人生の中でかけがえのないもの。
どんなことにも立ち向かって行ける力が身に付くはずです。
よくこんな質問をいただきます。
- 就職先は斡旋してもらえますか?
- 就職率はどれくらいですか?
- どれくらいの力が身に付くのでしょうか?
そんな他力本願で自分の人生を歩むのではなく、『自分の道は自分で切り拓く』ぐらいの強い意志を持つ若者のための木工塾。それが森林たくみ塾だと思っています。
今年度の選考会は残すところ2回。来年度はどんな塾生と逢えるのだろう。
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