
「毎日1%成長しなさい」
そう言われても、
正直ピンと来ない人のほうが多いかもしれません。
忙しい毎日の中で、
たった1%の変化なんて意味があるのか、と。
でも、木工修業の現場に立ち続けていると、
この「1%」こそが、
人の人生を大きく分けることを何度も見てきました。
木工修業は、暗記ではなく身体で覚える
森林たくみ塾では、
ノウハウを暗記するような教え方はしていません。
代わりに使う言葉が、
「身体で覚える」という表現です。
それは技術の話だけではありません。
職人としての姿勢や在り方を、習慣にしていく
という意味でもあります。
職人としての姿勢は習慣でつくられる
毎日の段取り。
道具の扱い方。
失敗との向き合い方。
一つひとつは小さなことでも、
それをどう積み重ねるかで、
一年後の姿はまったく変わります。
5つの分野で考える習慣化
よく「習慣化が大事」と言いますが、
私はこう考えています。
習慣化とは、
【思考・言動・行動・学習・健康】
この5つの分野にある習慣を、
凡人習慣から職人習慣へ、
一つひとつ書き換えていく作業です。
・考え方は、その場しのぎになっていないか
・口にする言葉は、言い訳になっていないか
・行動は、楽な方へ流れていないか
・学びは、理解した「つもり」で終わっていないか
・生活や食事は、身体を削るものになっていないか
これらは、
一日二日で変わるものではありません。
習慣が身体に染み込むまで、
最低でも4週間はかかる。
だからこそ、
最初の変化は、ほとんど見えないのです。
数字で見る「1%」の現実
たとえば、
毎日1%ずつ成長すると仮定してみます。
ほとんど変わらないと感じる三日間
1.01³=1.03
三日やっても、ほとんど何も変わりません。
多くの人は、
「意味がない」と、ここでやめてしまいます。
変化が見え始める一ヶ月
1.01³⁰=1.35
一ヶ月続けると、
ようやく習慣化が身に付いてきます。
でも、ここで終わらせてはいけません。
一年後、人は別人になる
1.01³⁶⁵=37.7
これを一年続けると、
人はまったく別人になります。
職人の成長は、
派手なジャンプではなく、
地味な積み重ねの結果なのです。
悪い習慣も、同じだけ積み重なる
この考え方は、
良い習慣だけに当てはまるものではありません。
恥ずかしい話ですが、
私はここ数年、
その逆をやってしまいました。
仕事の忙しさを理由に、
間食、アルコール、遅い夕食。
「今日は仕方ない」を重ねた結果、
健康を損ねて一ヶ月以上の、入院生活中です。
塾生には
「毎日1%成長しなさい」と言いながら、
自分自身は
−1%の健康習慣を積み重ねてしまいました。
習慣の積み重ねは、
良くも悪くも、
必ず結果として現れます。
1年という時間の重み
それでも、
一年という時間の価値は変わりません。
たくみ塾の塾生たちは、
本人が自覚していないことも多いですが、
一年で確実に別の景色に立っています。
先送りした一年と飛び込んだ一年の差
30代、40代で転職を考えている方から、
「今さら遅いでしょうか?」
と聞かれることがあります。
でも、
先送りして悩み続けた一年と、
覚悟を決めて飛び込んだ一年では、
1年後の結果は大きく違います。
悩んでいるなら、飛び込んでみる
無理をしろ、とは言いません。
でも、
悩み続けるだけの時間は、
何も積み上がらないのも事実です。
木の知識ゼロ。
木工の経験ゼロ。
必要なのは、5年後の自分に賭ける熱い想いだけ。
それでスタートした人たちが、
今、現場で力を発揮しています。
入塾説明会について
年内には退院できる見込みです。
退院日が見え次第、
入塾説明会の1月の日程を確定します。
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まずは資料請求をしてください。
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順次発送準備中ですので、今しばらくお待ち下さい。
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■募集要項
👉https://takumijuku.com/ze5p
一年後の自分を変えたいなら、
今日の1%から始めてみてください。
小木曽 賢一
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