たくみ塾の実技の中心は、
木工スクールや職業訓練校のような、課題制作の練習ではありません。
制作実習と言う、実際のモノづくりの現場に入ります。
モノづくりの現場では、実際の製品の制作に携わります。
1個2個でなく、100個500個という数を扱います。
それも初日から携わります。
練習もありません。
いきなり本番が始まります。
やったことのない作業、使ったことのない機械をいきなり使っていくのです。
そして、手が遅ければ叱られます。
失敗すれば叱られます。
良かれと思って余計なことをやって失敗しても叱られます。
品質・納期・原価を意識してモノづくりに取り組むプロ意識が、初めから求められるのだ。
初日で緊張したので1日が早く感じました。
高校の授業で行った、一つの作品を何ヶ月もかけて制作するのと違い、納品する数や期限があるため、作業のペースを考えなければいけないなと思いました。
また、学校のように教えてもらえるというのではなく、自分から学びにいくという姿勢も大切にしたいです。
丁寧にする事は大切ですが、丁寧に時間をかけてやってもいいという事では無いのだと痛感しました。
大量に置かれた板材を見て驚きました。
その材料をむら取りをして、基準を作って厚み削っていき一日が終わりました。
今日行なっていた作業は完成までのほんの一部の工程で、何百もの製品を作ってくのは本当に大変なんだなと思いました。
また今自分はなにをすべきなんだろうと考えて動いてみようとしたものの、手が空いてしまうことが多々あり無力さを感じました。もっと自分のできることを増やしていきたいです。
色合わせは思っていたよりも難しかった。
今のペースで続けた場合、二人で60時間以上かかる計算となる。
スタッフが一人でやって8時間かからずに終わる見込みと仰っていたことに驚いた。スピードを上げる必要がある。
効率よくやるための方法があるはずなので教えていただく。
また、自分なりにも考える。
■思った通りのこと
与えられた作業に集中して行うことができた。
休憩時間には自分なりの気持ちをリフレッシュできる方法を見つけ、休憩後の集中力をより持続させたい。
作業効率を向上させるため作業手順をルーティン化したい。■思った以上ののこと
想像以上に納品数が多かった。
スタッフの作業スピードに驚いた。
明日は作業ペースを意識していきたい。
あと一人1時間に20個のペースで行えば終わるので、3分に1個ペースを目指す。■思ってもなかったこと
面取り作業にここまで時間がかかるとは思わなかった。
明日は確実に終わらせることができるようにペースを上げたい。今後は制作している製品の価格帯のことも考えながら、仕事の丁寧さと作業スピードのバランスをうまく取れるようになりたい。
初めから求められる職人としてのプロ意識。
プロとの差を自ら意識しながら、差を埋めていく2年間が始まる。
小木曽 賢一
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