今日は、「ひだ未来の森づくりネットワーク」主催のシンポジウム「ひだの木づかい」にて、森林たくみ塾で管理・運営をする「木の文化共生創造館」のお披露目を致しました。
お話いただいたのは、丸弘木材合資会社の中畑社長(右手)と、大工の峠さん(左手)。
中畑さんが材料を集めて製材し、峠さんとそのお父さんが建てたんだそうです。
赤松の見事なまでの牛梁。
この太さで、ほぼ無節という素晴らしい木です。
牛梁を支える通し柱は10mあるそうです。
玄関側の軒に渡る5本の梁は、全て無節のヒメコマツ。
1本づつ出物を集め、全部集めるまでに5年掛かったんだそうです。
和室の長押や鴨居は一木からミカン割りして製材した材料なので製材歩留まりは悪いが、木目と色に統一感がある。
建具と天井の格子は、ていねいな面越し加工が施されている。
床の間の違い棚の木口は、ていねいに四方留の端羽目で木口面を隠している。
建て方の苦労話などもたくさんお話しいただきました。
まだまだ語りつくせぬ、材料屋さんと大工さんの贅を尽くしたこだわりの数々。
次の機会に、ぜひ皆さんの目でご覧ください。
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