オークヴィレッジ制作部で活躍するたくみ塾OB・春田さんにお願いして、「設計・製図という仕事」についてお話をしていただいた。
「モノづくり」は、作るだけで完結するものではない。
企画・設計~制作~営業…。様々な業務が関係しあって「モノづくり」は成しうるものだが、制作実習で”作る”ことだけやっていると、”作ること=モノづくり”という単純な図式に陥りがちになる。
制作の現場は、A3の用紙に引かれた線と数字・つまり「制作図面」を読むことから始まるが、いやいや製図という仕事は奥が深い。
ただ線を引けばいいというものではない。
フラッシュの図面なら構造を理解せずとも描くことができるが、無垢の家具となると構造や仕口を理解した上で描かないと現場に流せる図面にはならないそうだ。営業からお客さんのニーズを聞き取りつつ、職人が間違いなく作れるように必要な情報を網羅し、かつ原価計算もこなす能力が要求される。
丁番やスライドレールなど金物の知識も必要だ。この件は、日を改めて詳しく聞くことにする。
「モノづくり」という現場で学ぶからこそ得られるもの。それがたくみ塾の強み。
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