庄司師範の思い出
オークヴィレッジの設立に携わり、
オークヴィレッジのモノづくりの
技術の基礎を築いた庄司師範。
その後、
森林たくみ塾の師範を勤め、
退官するまでに
200余名の職人を育ててきました。
還暦を迎える頃には丸い性格になったものの、
庄司師範は、昔気質な職人そのもの。
塾生にとっては怖い存在でしたね。
何が怖いって、
モノづくりに対する中途半端な
姿勢に対して本当に厳しかった。
塾生なんて、しょせん素人ですから、
職人としての考え方に至ってないのが当たり前。
でも、
その当たり前を埋める努力もせずに
放置しておく姿勢に対しては、
烈火のごとく怒りましたね。
私も塾生時代、
たくさん叱られました。
中級生になってのこと。
加工を失敗したのに
叱られるのが怖くて何とかごまかして
見つかるまいと組み立ててしまった食器棚。
案の定あっけなく見つかってしまい、
「そんな考えで、プロになれるか!」
と、食器棚を投げて壊されてしまいました。
それから泣く泣く
連日徹夜で作り直した苦い思い出も、
今となっては大切な記憶です。
庄司師範の教えを受けた塾生で、
叱られなかった人なんて
いないのではないだろうか?
人生であれだけ真剣に叱られたこともない
という塾生も多いのではないだろうか?
そうやって塾生は育てられたもんです。
そんな師範が育て上げた職人が200名余り。
今回は13期生を中心とした10名が集います。
またとない機会、
ぜひ会場にお越しください。
庄司師範と門下生
入塾説明会も開催しますよ。
┗https://takumijuku.com/2017/09/12/post-2127
●庄司修師範トークショー
庄司師範×門下生のクロストーク「世代を超えて伝わる技と心」 9月30日(土) 午後2時~
庄司師範×オークヴィレッジ「技と形。木工におけるクラフトとプロダクトについて」 10月1日(日) 午後2時~
●ワークショップ
「生木でお皿を作ろう」
9月29日(金) 午後1時~(約4時間)
定員6名 高校生以上
講師:富井貴志
参加費:6,480円
丸鑿(マルノミ)を使って、オリジナルのお皿を製作します。世界で1枚だけのオリジナルプレート。完成後の経年変化も楽しみの一つです。
「椅子作りで木工の継手を知ろう」
9月30日(土) 午前11時~(約2時間)
定員5名 中学生以上※中学生は保護者同伴でお願いします。
講師:庄司 修
参加費:6,480円
スツールを制作しながら伝統的な木組みを学びます。遠く飛鳥時代から培われてきた様々な木組みの技を小さなスツールに凝縮しました。もちろん完成品はお持ち帰りいただけます。
森林たくみ塾
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