先日は、
高校生が見学にいらっしゃいました。
その時に、
「過去問題はいただけますか?」
という質問をいただきました。
高校生に対しても
大卒レベルの筆記試験がありますので、
受験対策を聞かれたわけですね。
点数では合否を決めない。
森林たくみ塾を受験するのに、
一般的な受験対策は必要ありません。
むしろ、
やらないでいただきたいのです。
公立の学校ですと、
客観性と透明性が問われますから、
合否判定の中で点数のウェイトは
大きいと想定されます。
しかし、
私塾のたくみ塾ではそもそも
筆記試験の点数は重視していません。
大卒レベルの問題とはいえ、
高校生が一番点数が良く、
30代なんて現役を離れていますから
散々たる点数なのではないでしょうか。
強いて筆記試験を参考にするとすれば、
国語から読み取れる
コミュニケーション能力と、
数学から読み取れる
空間認識能力くらいですね。
職人から学ぶという性質上、
コミュニケーション能力は大切です。
また、
平面に描かれた図面から立体化して
情報を読み取らなければならないので、
空間認識能力も問われます。
でも、
後からどうにでもなる能力ですから、
本当に勉強しなくていいですからね。
点数のいい子が
職人に向いてるかというと
そうでもないですね。
頭デッカチなところが
体で覚える職人としての成長を
阻害する面が現れてきたりすることもあります。
逆に、
高校時代は部活ばかりやって
勉強なんてやらなかった子の方が
飲み込みは早かったりします。
ですから、
「勉強なんかしてない
くらいの方がいいですよ」
なんて答えたりもしています。
本当の受験対策
たくみ塾の選考会で重視しているのは、
面接の時間です。
これも、
面接マニュアルなんか
目を通す必要ありませんから。
あなたがモノづくりの世界で
実現したいこと。
実現するんだ、
実現できるんだという
自分を信じる気持ちと、
たくみ塾の2年間の木工修業を
やり抜くんだという意思を
見させて頂きます。
5年後10年後の
あなたのあるべき姿を
じっくりと思い描いてきて下さい。
小木曽 賢一
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