木工房ようび・大島さん(左)。
独立後の5年間で設計した椅子の種類100種類。
素材は地域で生産されるヒノキ材を主に利用。
来年には現在8名のスタッフを10名に増員するんだそうで、
成長に留まるところなし。
今週は3泊4日の行程で、中国地方の各地を視察して回ってきました。
農協と役場以外に、これといった就職先がないために、殆どの若者が地域外に流出。
高齢化を伴った人口減少による過疎化。
組合員の利益を見ずに組織の維持に精一杯で補助金頼みで雁字搦めの森林組合。
木材利用の出口が見えないままに衰退する、林業・製材業と森林。
・
・
・
どこの自治体も同じような課題を抱えているんだなぁ。
木工では小遣い程度しか稼ぎにならない。
そんな声もあちこちで耳にした。
一方で、このままではいけないとの思いを抱いている地域の方たちと意見交換をし合えたことに意義を感じた視察でした。
岡山県西粟倉村で活躍する、木工房ようびの大島さん、北海道占冠村で活躍する、しもかぷ工房の吉田さんを引き合いに出すまでもあるまい。
産業としての木工業を地方で起業し、地域産材を活用した商品を市場に提供することで森林と林業・製材業をも活性化し、Iターンの人材を雇用することで人口増に寄与し、・・・。
モノづくりからアプローチすることで、地域の課題があれもこれも解決できるじゃないですか。
ここで宣言しておこう。
老後の人生を木工で。
企業疲れで木工を仕事に。
組織が嫌だから個人で木工を。
・
・
・
というのもいいんですが (-.-)
そういう方は、他所で木工を学んで下さい。
私たちが育成したいのは、
モノづくりを通して、持続可能な社会の実現を担おうという志の高い方。
私たちは、高い志を抱いたあなたの応募をお待ちしています。
■選考会日程Ⅳ
●エントリー締切
2015年12月24日(水)
●センター試験期間
2016年1月6日~19日
●本試験
2016年1月24日(日)
詳しくは、
»http://bit.ly/takumi-bosyuu
エントリーは、
»http://www.takumijuku.com/entry
小木曽 賢一
最新記事 by 小木曽 賢一 (全て見る)
- 木っずテラス、開館おめでとうございます。 - 2024年11月17日
- 樹木を五感のみで観察 - 2024年11月16日
- 藁縄でリースづくり、お礼の手紙をいただきました。 - 2024年11月13日
Facebookコメント欄