私たち森林たくみ塾は、1991年から木工職人を養成している。
この10年ほどの傾向として、30代・40代で木工に踏み出す人が増えてきた。中には、嫁・子供と一緒に高山に移り住み、2年間の木工修業に臨む者もいる。
きっかけ
大学を卒業して社会に出て、10年余り働いたところで、ふと考えるのだろう。
「自分は一生、この仕事をしていくのだろうか?」
「この仕事は、本当にやりたかったことなんだろうか?」と。
でも、多くの人は、現状を維持し続けるのだろう。
新たな道を模索して模索して、あなたのように当塾にたどり着いても、多くの方は木工の世界に踏み込むことなく、現状維持を選択せざるを得ない。
ひっぱるもの
「なにも、木工なんてやらなくても」
「木工なんかで、家族を養っていけるの?」
「木工で独立なんて、なに考えているの!」
「あなたが職人になんてなれるの?」
親兄弟、嫁・義理の親たちの反対意見を押し切って木工の世界に踏み出すのも、大変なことだ。
そしてOBたちには、ゼネコンや工務店・大手のメーカーを辞めて木工の世界に踏み出した者もいる。仕事に行き詰まったのをきっかけに自分を見つめ直す中で、当塾にたどり着く者もいる。
ただ、10代・20代と同じように30代・40代が木工の世界に踏み出しても、その先に待っているのは失敗だ。
10代とちがう
私は、このように言っている。
10代・20代は、木工に興味があるというだけで、木工の世界に踏み出したらいい。吸収力も伸び代もあるので、30~35歳までには木工の世界で、自分の立ち位置が定まることだろうから。
30代・40代は、5年後・10年後の明確なビジョンを持つべきだ。自分では若いつもりでいても、体で覚える木工はハンディが現れる。そして今までの仕事の経験値も生かしたものづくりを考えるべきだ、と。
ところが、ビジョンが描けない人が少なくないのです。流行りの木工を描いていたり、ビジョンの厚みがなくて、結構ペラペラなのですよ。これでは周囲を説得・納得させることもできませんよね。
失敗しないために
そこで、ぜひ参加してほしいのが、木工天職セミナーだ。たくみ塾OBたちの仕事ぶりから、広く木工の世界を覗いて欲しい。そして、ビジョンを描く術にも触れているから、木工の世界への憧れを現実にするなら、参加は必須だね。
無料で手に入れる
また、木工天職セミナー参加者から頂いた質問に答える、無料のFAQ集も作成した。もちろん、30代からの木工についても触れている。以下のリンク先から無料でダウンロードできるので、こちらも目を通して欲しい。
小木曽 賢一
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