
開塾34年目に思うこと
私たち森林たくみ塾は、全くの素人を対象に、2年間で木工職人を育成し、木工経験者として世に送り出しています。1991年に開塾し、これまでに育成した木工職人は271名に達し、そのうち80%以上の215名が木工・林業・環境教育の分野で活躍中です。多くは独立して工房を開設し、第一線で活躍する木工作家も数多く存在しています。




木工職人への第一歩を踏み出す難しさ
それでも、木工職人という世界は多くの人にとって未知の世界です。あなたもきっと、木工に興味がありながらも、なかなか一歩を踏み出せずにいるのではないでしょうか?もしくは、木工に対して過度な期待を抱いて失敗を恐れているかもしれません。
私たちはそれをとてももったいないことだと感じています。木工職人になるには、何を勉強すべきか迷いがちなあなたに向けて、これからのアドバイスをお伝えしたいと思います。
木工を学ぶ前に身に付けるべきこと

多くの人は「木工技術を学ぶには、まず専門的な勉強をしないと」と考えがちです。ですが、私たちの考えはそうではありません。
木工技術を学ぶのは後回しで良いのです。まず、木工に対する心構えや実践的な知識を身に付けることが先決だと考えています。
例えば、学校教育や専門学校での勉強は、職人としての実力を育むには限界があります。実際、木工の現場では、マニュアル通りに作業をするのではなく、自分で判断し、工夫して作り上げる力が求められます。
そのため、木工の技術を身に付けるためには、まずその根本的な職人としての考え方や姿勢を育てることが重要なのです。
戦後の教育と木工職人の違い

戦後の日本では、サラリーマンを育成するために詰め込み教育が主流でした。この教育方法では、大量の知識を覚えることが重視され、職人として必要な実践力は軽視されがちでした。一方、私たちの森林たくみ塾では、戦前の徒弟制度に倣った教育を実践しています。
徒弟制度では、師匠のもとで実際に手を動かしながら学ぶことが基本です。この方式を元に、私たちは現場重視の実践的な教育を行っています。これが、独立して成功する木工職人を育てるために最も重要なアプローチだと考えています。
あなたの未来をもっと大きく描いてみよう
木工職人を目指すあなたに、ぜひ伝えたいことがあります。
それは——今の夢を、もっと大きく描いてほしいということです。
たとえば、「木工を学んで独立したい」という目標があるなら、その先の姿を描いてほしいのです。
あなたが思い描く未来には、まだ気づいていない大きな可能性が広がっています。
「木工ができるようになりたい」「独立したい」というレベルにとどまらず、“あなたにしかできない木工”を見つけてほしいのです。
まずは資料請求から
もし、あなたが本気で木工職人を目指したいのであれば、まずは私たちの無料の資料請求をしてみてください。
今なら、参加者が500名を超える木工転職セミナーで実際に出た質問集も同封しています。
これを読むことで、木工への道を踏み出す覚悟が固まるはずです。
「木工の世界に踏み出したい」と思うあなたに、最適なサポートを提供できることを、私たちは心から願っています。

2年前にスタートを切った彼らは、既にプロの職人として活躍しています。
2年後のプロとしてのスタート目指して、今すぐ無料の資料請求をしましょう。
小木曽 賢一
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