よくある質問
皆さんからお問合せいただくご質問をまとめました。参考にして下さい。ご質問・ご相談はお気軽にメール・電話でお問合せ下さい。
選考会について
小学生でもできる簡単な自由工作と、見本通りのモノを作る木工作を行ないます。
しかし、実技の出来の良し悪しでは合否を決めていませんから、あらかじめ練習も必要もありません。
実技で見えるのは、その時のあなたのモノづくりの実力レベルでしかありません。
しょせん受験者はみんな木工は素人。
実力レベルはドングリの背比べに過ぎません。
私たちはあなたの5年後・10年後のあるべき姿を見させてもらっているのです。
当塾は、木工初心者を対象にしています。
高度な木工技術を要する実技試験ではありませんから、ご安心下さい。
実技の出来の良し悪しではなく、総合的に適性を判断させて頂きます。
技術は、入塾後に磨くものです。
選考会の実技試験は、あなたの今現在の実力を認識するためのものです。
マークシートによる一般教養の試験は、数年前より実施を止めました。一般教養の試験では、あなたがこれまでの学校教育で、どれだけたくさんの知識を詰め込んできたかを行なってきたかを見ることはできます。一方で、学校教育とは対極にある職人教育では、たくさんの経験を積んで判断力と実行力を伸ばします。ですから、学力は重要視していないのです。
「過去問題をもらえませんか?」「公務員試験と同じ勉強をすればいいですか?」という質問も頂きます。
しかし、当塾の選考会に臨むのに、いわゆる受験勉強は必要ありません。
日本の学校教育は、サラリーマンになるための勉強で、職人になるための勉強ではないと考えています。
ですから、筆記試験の点数で職人の向き不向きは分かりません。
筆記試験の結果は、参考程度に留めています。
強いて言えば、言語能力や空間認識能力を参考にするくらいですね。
(一般教養の筆記試験は、数年前より実施を止めています。)
それよりも、面接の内容を重視しています。
現在は広報を控えめにしていますので、定員10名に対し、応募12〜3名程度といったところです。
数値で言えば、1.2〜1.3倍ということですね。
ただ気をつけて欲しいのは、倍率という数値があなたの合格率を決めるものではないということです。
何が言いたいのかというと、倍率の数値なんて結果の統計値でしかないのです。
倍率が高いから、あなたが合格しにくい、倍率が低いから、あなたが合格しやすい、ということではありませんよね。
偏差値や倍率や合格率や就職率…
あなたの人生は、いったい何が決めているのでしょう?
あなたの人生は、統計値が決めるものではないはずです。
あなたの人生は、あなたが決めるべきではありませんか?
あなたの人生は、あなたが舵を取るべきではありませんか?
現状で定員を割っているからといって、全員を合格させることもありません。
あなたがモノづくりの世界で実現させたいという夢、その夢を実現させようという意欲、実現できるという自分を信じるチカラ。
それに対して、私たちが2年間という時間を共に過ごしたいと思うかどうか、あなたの5年後10年後のあるべき姿に共感できるかどうかなんだと思います。
はい、何度でも受験できます。
過去には4回目の受験で合格した方もいます。
森林たくみ塾の選考会は、点数だけで合否を決めていません。
モノづくりに対する適・不適よりは、モノづくりに対するビジョンがどれくらい描けているかを問うています。
年齢によって求められるものも当然変わってきます。
10代ならやってみたいという意欲があれば有無をいわさず採用するかもしれませんが、30代ではそういうわけにも行きませんよね。
当塾の選考会は、受験者の考え方を整理するカウンセリング的要素も含んでいるようです。
何度か面接に臨むことで、モノづくりに対するビジョンがより明確になってくる人もいます。
森林たくみ塾の制作実習は、勉強ではなく木工修業をする場ですから、ビジョンが明確でないとせっかく入塾しても途中で断念することにもつながります。
むしろ、漠然と悩んでいるくらいなら、何度も受験するつもりで選考会に望んでみるのも悪く無いですね。
年に数回選考会を行ないますが、基本的にはいつ受験しても同じです。
但し、早期に定員に達した場合は、以降の選考会は中止することがあります。
また、何度も受験可能ですから、早めに選考会に臨むことをオススメします。
就職について
就職率がどんな意味を持つと言うのだろう。
就職率は、単なる結果の統計値でしかありません。
あるいは、就職率を高くしようとすれば、やり方はいくらでもあります。
就職率という数値があなたの就職の確率を決めるものではないということに気づいてください。
あなたの実力で就職を決めるべきで、就職率があなたの就職を決めるものではないのです。
人生を数値で決めるのではなく、人生の舵を自ら握りたいとは思いませんか?
当塾では、基本的に就職先の斡旋は行っていません。
塾生は、自ら身に付けた職人としての腕を頼りに、自ら探し出した工房を訪問して採用に漕ぎ着けます。
お陰様で、就職しない選択肢を取る者を除けば、就職できない塾生は数%に過ぎません。
結果として、卒塾生260名のうち80%がモノづくりを生業としています。
「自分の道は自分で切り拓く」が前提の当塾では、基本的に就職の斡旋をしていません。
自分が目指したい木工とは違う道を塾から斡旋されたところで、“塾としての就職率”は上がるでしょうが、本人としては不本意ではないでしょうか。
決して、「就職できなくても知らないよ」ということではありません。
たくみ塾生には、わざわざ就職先を斡旋する必要などないからです。
自分が目指す木工へ進むための実力をそれぞれが身につけ、それぞれが就職先を探していきます。
斡旋をしてもらわなければ就職ができない程度の能力でよければ、わざわざ当塾で木工修業を選択しなくとも、他の木工スクールなどで「木工の基本」を勉強すれば充分ではないでしょうか。
おかげさまで、卒塾生の勤める工房や高山市内の木工所だけでなく新規の木工所からも、毎年10件以上の求人票が来るようになりました。
当塾の即戦力となる人材を評価していただいているものとして嬉しく思います。
しかし塾生たちは求人票に目もくれず、相変わらず自ら情報を集め、自らの足で工房を訪れ、「プロの木工職人としての自分」を売り込んで採用に至っています。
収入の安定を求める塾生は、高山市内の飛騨産業・柏木工・SHIRAKAWAなど、大手のメーカーのラインで働く塾生もいますが、少数派です。
さらに腕を磨くために、一から十まで作業ができる少人数の工房に就職を希望する塾生がほとんどです。そして、組織を離れ、自らの能力の限界に挑戦して独立して仕事する塾生が多いのも特徴です。
生活について
現在は寮を用意していません。
それぞれでアパートを借りることになりますが、一軒家を借りて数人でシェアする人もいます。
たくみ塾まで歩いて5分ほどのところにアパートが2件あります。
家賃は4万程度です。合格時の資料に案内を同封しています。
それ以外は、冬場の通塾を考えて、たくみ塾まで車で15分以内の場所をオススメしています。
国道158号沿い:新宮町、山田町
県道73号沿い:新宮町、下林町、上切町
家賃は4万以内の物件もあります。
コンビニ、ビデオレンタル店、居酒屋、ファミレス、塾講師…。
アルバイトをしている塾生はいます。
ただし、あまりオススメはしていません。
バイトをする時間は少ないですから、自ずから夜遅くまでバイトをすることになります。
遅くまでバイトをして大変だなとは思いますが、バイトをすることで朝寝坊したり、実習に差し障りが生ずるようでは本末転倒です。
自分の体力・精神力と相談しながら検討してください。
森林たくみ塾
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