モノづくりで地方に移住・定住するという、働き方・生き方・暮らし方の提案。
日本の人口が減少局面に入ったことで、全国の自治体にとっては観光客誘致よりも、移住・定住促進が重要な課題として浮上してきているようです。
移住・定住というと、早期退職した中高年が悠々自適に田舎暮らしを楽しむというイメージを持っていました。しかし、3.11以降は若者の関心が圧倒的に高いそうです。地域の活性化という面からも、働き盛りで子育中の若者たちこそ地方に移住して、地方の活性化を担っていく戦力となるべきでしょう。
地方に移住してモノづくりに携わるたくみ塾OBたちは、まさに移住・定住を地でやってきた人たちです。木工技術を身につければ、仕事のない地方でも自ら仕事を創り出せます。材料はふんだんにあります。子育てするには最高です。
たくみ塾で技術支援を行なっている島根県のある自治体は、早くから移住・定住策を打ってきたので、若者に人気が高いんだそうです。そして、木工所の再興のために、今月末から卒塾生が移住して、地域おこし協力隊として活躍を始めます。京都の川上村にも、地域おこし協力隊として活躍を始めた卒塾生がいます。今後、地域おこし協力隊を活用して木工で地域の活性化を担おうという流れが加速すると予想しています。
今回は、私自身の地方移住の体験談をお話する機会をいただきました。
人口2,800人、牛3,200頭、森林率98パーセント。
コンビニもない飛騨清見に居を構えて9年目。
自ら設計した家に、子ども4人とヨメ1人。
ニワトリ4羽が毎日生む新鮮タマゴと、5畝の畑で取れる野菜。
木工の端材で沸かす薪風呂と暖かい薪ストーブ。
エアコンと電子レンジと炊飯器が必要なく、
テレビと電子ゲームも置かない。
地方での暮らしを誰よりも満喫しながら、消防団や子ども会など地域の活動には積極的に関わり、もちろん仕事も楽しんでいます。
そんな私のとりとめもないお話が、皆さんのお力添えになれば幸いに思います。
株式会社たくみ塾 代表取締役
小木曽 賢一
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清流の国ぎふ 暮らしセミナー
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引き続き会場を変えて、
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木工天職セミナー「木工を仕事にするということ」
■7/31 18:00~21:00
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小木曽 賢一
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