コラム

木の文化を担うということ

木の文化を担うということ

新潟の道具屋さん「平出商店」さんは、大きなワゴン車に道具を満載して日本全国を行商して回っていらっしゃる。当塾では開塾当初から平出商店さんに手工具の購入をお世話になっているから、かれこれ30年のお付き合いだ。そして、卒塾生たちの中にも、引き続き平出商店さんの手工具を愛用している人が少なくない。

先日は、高山へ行商の折に当塾にお寄りいただいた。年内は雪の降る前にいらっしゃるのは、今回が最後だろうか。
塾生たちは入塾早々に手工具一式を購入しているから、新たに購入する手工具もそれほど多くない。購入しようにも、お金にそれほど余裕がないですし。
けれども、こうして手工具を眺めているだけでも、いつかは手にしようと思うとワクワクしてしまう。そして、平出さんの道具のウンチクを聴くだけでも楽しいものだ。

私たちが使命としている「木の文化の再構築」とは、木工職人(木工のつくり手・手工具のつかい手)を育成するだけに留まらない。手工具のつくり手の職人さんや、つなぎ手である平出さんをも大切にしていかなければならない。しかしながら、手工具を使う大工さんも少なくなってきているという。そして手工具を作る職人さんたちも高齢化が進み、後継者問題を抱えているという。

そこで、皆さんへのお願いです。
ウェブサイトでも販売しているから、ぜひ覗いてみてください。
そしてお願いすれば、行商の折に工房にもよってくれると思います。

平出商店 https://www.hamono.gr.jp/

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小木曽 賢一

代表取締役株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長/ 株式会社たくみ塾 代表取締役/ オークヴィレッジ株式会社 制作部係長
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