お知らせ

40代が木工の世界に踏み出すために。

今月は、
東京会場・大阪会場で入塾説明会を開催しました。

いろんな質問をいただきましたが、
「40代ではだめなんですか?」
という質問を頂きました。

昨年より、
入塾条件として以下を設定していますから、
今回の参加者だけでなく
40代の方から数件のお問い合わせを頂いています。

●森林たくみ塾の趣旨を充分に理解し、
持続可能な社会を担う一員として、
モノづくりのプロとしての技と知識を身に付けるために、
ひたむきに努力しようという決意のある者。
●心身ともに健康で、
入塾時における満年齢で18歳以上40歳未満の者
●入塾までに、普通自動車免許を取得できる者。

そして、これまでは
個別で対応してきましたが、
今回はブログでも少し触れておきましょう。

顕在化するハンディをどう克服するのか?

教室で勉強する木工と違い、
現場で学ぶという当塾の制作実習において、
これまでの経験から見ると、
男性で35歳前後、女性で30歳前後から
伸び悩む傾向にあります。

現場で学ぶということは、
体で覚えるということです。

体で覚えるということは、
職人としての思考パターンや行動パターンを
潜在意識のレベルで覚えていくということです。

そのためには、
頭が柔軟でなければならないようです。

頭が柔軟な10代と比べると
現場で木工修業を積むということに
40代は初めからハンディを
負っているともいえます。

ですから、
若者以上に努力を積まなければ、
若者ほどの力がつかないのです。

では、
「がんばります」という言葉で留まらず、
具体的にどんな努力を積むのか?

40代には、
木工修業にどういう行動を以て臨むのか、
そこをしっかりと考えてほしいのです。

目的がはっきりしているか?

10代・20代で入塾し、
現在20代・30代になる卒塾生たちは、
卒塾後に軌道修正を施しながらも、
既に各方面で成果を表わしています。

10代・20代でしたら、

木工で何ができるか挑戦してみたい。

という自己実現のための
木工から始まってもいいかもしれません。
その後、
社会との接点を見出していくからです。

40代にもなれば、
自己実現のための木工に留まらず、
社会との接点の中で、
モノづくりのチカラで何ができるかを
より明確に描いていくべきではないでしょうか。

年齢的には既にプロデューサー的な
役割を担ってもいい年齢ですから。

しかしながら40代の方から、
「自分が木工をやりたい」という言葉は聞けても、
「社会のために木工をやりたい」という言葉が
なかなか聞こえてこないものです。

また、
木工を通して何を実現したいのか
その目的が不明確なままに、
木工で独立することを
目的化してしまう人も少なくありません。

5年後のビジョンが描けているのか?

一人前になるのに10年掛かると言われるのが
職人の世界です。

しかし、
あなたに10年の修業期間はないでしょう。

ですから、
5年先ぐらいのより具体的なビジョンを
描いておくべきではないでしょうか。

本当に、木工をシゴトにするのか?

木工職人の道とサラリーマンの道は
全く違う道だと考えています。

しかしながら、
木工職人の道を案外軽く
考えていらっしゃる40代が
少なくないように思います。

木工の世界に
「甘い夢」を抱いている40代が
少なくないように思います。

例えば、
会社は組織で動きます。
営業は営業職が、経理は経理職が
それぞれに専門職がおり
会社という組織が運営されています。

しかし
木工というシゴトを
自分一人で行なうという時、
頼りにするのは自分の腕一つ。

更に、
専門でもない営業や経理の業務も
担わなければなりません。

更に、
「如何に作るか」ということ以上に、
「如何に売るか」ということも
考えなければなりません。

「木工技術」なんて
独立するために必要な
一つの要素でしかないともいえます。

じっくりと話をしませんか?

文章にすると、
厳しい口調にもなってしまいますし、
意図するところが伝わらず、
誤解を生む面もあることでしょう。

木工を始めたいという40代の方には、
個別でじっくりと相談に乗ります。

まずはビジョンを明確にすること。
そしてビジョンを具体化するための
ステップを明確にすること。

その上で、
私たちの「制作実習コース」で学ぶのが適切なのか、
或いは、「研修生コース」で学ぶのが適切なのかを
研修生コースは、
「品質・納期・原価」の制約のある
現場で学ぶ木工修業とは違い、
自分のペースで勉強しながら
木工を学んでいくコースです。

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小木曽 賢一

代表取締役株式会社たくみ塾
森林たくみ塾 塾長/ 株式会社たくみ塾 代表取締役/ オークヴィレッジ株式会社 制作部係長

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