制作実習 ~仕事を身に付ける。

目違い。

目違い
1 見そこない。見当違い。
2 木材の継ぎ手または組み手の、接合点から少し入り込んだ部分。

組み立てを終えた箱。接合部から接着剤がはみ出しているが、よ~くみるとそれぞれの部材の接合部に段差があるのが分かる。これが「目違い」。

外周をベルトサンダーで目違い払いしました。段差がなくなって、フラット(ツラになるといったりします)になってますね。

目違い払いをしたあとは、辺がピンカドのまま。
このままでは触ると痛いし欠けやすいので、普通は面を取ります。
このアイテムは、この後の手磨きで糸面を取ります。

こっちのほうが、「目違い」がよく分かりますね。
底板より側板のほうが出っ張ってます(側板の方が勝つと言ったりします)。

この後ベルトサンダーという機械で目違いがなくなるまで削り込みます。

木工では、いくら加工精度を上げたところで、組み立てをすると部材の接合部には多少のズレが出ます。

組み立て後に、出っ張っている方をカンナやサンダーで削ってズレがないようにするのだが、どちらの部材が出っ張るかによって、仕上げ削りがやり易くもなり、やり難くもなります。

そこで加工工程を考えるときに、意図的に「目違い」が出るように、もっと言うと、後工程で削りやすい方の部材が必ず出っ張るように、削り代を余分に見込んだ設計をしておくのです。

そして、組み立てをした後の仕上げで「目違い払い」をすることになります。

木工の制作図面は、完成品の外形寸法しか記入されておらず、はたまた部品図というものが存在しません。

そこで、職人は制作図面を読み込んで、加工工程を組み立てながら材料の木取り寸法や「仕口」の加工寸法を設計してゆく必要があります。

たくみ塾の制作実習では、実践の中でそうしたノウハウを学んでいます。
Return Top